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フランス人 vs アラブ人

中東・アフリカ

たまたま同時期に読んだ2冊の本。

これ、比較してみたら面白いかもね、ってことでちょっとまとめてた。

フランス人vsアラブ人どんな結果が?

2冊の本の紹介

フランス人の参考:フランス人は1割しかお嫁に行かない 

柴田久仁夫 著

30年以上パリで暮らした著者と家族のフランス見聞録

 

アラブ人の参考:人間の目利き アラブから学ぶ「人生の読み手」になる方法 

曽野綾子 吉村作治 著

2人の著者が対談形式で語る学ぶべきアラブ

 

 恋愛と結婚

フランス人の恋愛・結婚

この国は恋愛に対して実に寛大だとういことです。なにしろ僕がフランスに来てからの歴代大統領はことごとく、一人の例外もなく女性問題を起こしているのですが、それが自身の進退に繋がるとか、轟々たる非難を受けたとかいうことがありません。 

フランス人は1割しかお嫁に行かない 柴田久仁夫著 東邦出版      

大統領に、子どもの送り迎えのパパママも不倫、ホームレスのオジサンさえも女性をお茶に誘い、パリのマダムはハイヒールで女子力高い。さすが、恋愛の国フランス。

20代の婚姻率は12.6%(2010年)、ただし事実婚率がかなり高く、結婚せず家族をつくることに偏見はない。

不倫がいいとは言えないし、家庭を壊してしまうような行為をしたいと私は思わない。ただ、そうは言っても人間だから、年齢がいくつだろうが心浮かれるようなこともあると思う。それを行動に移してしまうのは、いかがなものかと思うが。パリのマダムは素敵だ。ハイヒールを履き続ける、そんな気持ちを持ち続けることには賛成である。

 

アラブ人の恋愛・結婚

 婚前交渉などというものは論外で、「できちゃった婚」は、アラブではありえません。

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 アラブ人にとって、結婚は一種の契約みたいなもの。両家が相手を認めたからといって結婚が成立するわけではなく、マハルの金額によっては破談になることも少なくないんです。

人間の目利き 曽野綾子・吉村作治 著  講談社

家族の名誉を重んじるアラブでは、女性の性的なふしだらが最も不名誉と考える。そのため、「名誉殺人」として不名誉な行為をした妻や娘、姉妹を家族が殺してしまうこともある。独身の男女が2人きりで行動すること自体許されない。

マハルというのは結納金。この結納金を巡って、花嫁側と花婿側で金額交渉するらしい。結婚はいいなずけ婚が多いようだが、恋愛婚も増えつつある。 

自由に恋愛できる日本で生まれ育った私としては、独身の恋愛時代がないなんて考えられない。泣いたり笑ったり、いろんな思いが詰まった時代。アラブ人はなくても平気なのだろうか。そんな人生はつまらないと私は思ってしまうのであるが。

 

清潔?不潔? 

フランス人の衛生感覚

フランス人て、トイレのあと手を洗わない確率がかなり高いです。これは僕がカフェやレストラン、高速道路のサービスエリア、映画館などでひんぱんに目撃していることですから、間違いありません。 

フランス人は1割しかお嫁に行かない 柴田久仁夫著 東邦出版     

その他にも食べ物に対する不衛生、あまり入浴しない?、上流階級のマダムは週に1-2回程度美容院でしか髪を洗わないなどなど、どれを聞いても、うっ、と思ってしまう話ばかりだ。そんなに不潔だったのか。いくらお洒落なファッションにイケメンだったとしても不潔な方は遠慮したい。

 

アラブ人の衛生感覚 

それから一日5回礼拝をする。そのたびに風呂場で沐浴するんですよ。 うちの親は、なんで一日に5回も6回も風呂に入るんだ、水がもったいない、って。

人間の目利き 曽野綾子・吉村作治 著  講談社 

引用の文章は吉村作治氏の元妻ムスリムのことを言っている。イスラム教では、一日5回の礼拝前に水でお浄めする。一般の人は、沐浴まではせず、水道の水を使ってその場で浄めるのではあるが、顔や手、口から鼻、耳、足まで決められたやり方で行う。

又、トイレで用を足した後は、水洗いするので、トイレの中にはシャワー式のようなものや水道の蛇口がついていたりするのだ。

アラブ人といっても、イスラム教徒に限るのだが、一日に5回も洗うのでとても衛生的だと思う。ウォシュレットを使いたい日本人としても、用を足した後の水洗いは共感を覚える。

 

おしゃべり

フランス人のおしゃべり度

フランス人はよく、「おしゃべりがご馳走」という言い方をします。美味しいものを食べたり飲んだりすることも、もちろん大好きです。でも楽しいおしゃべりは、彼らの人生のなかでさらにそのうえの位置を占めているようなのです。僕の印象ではその傾向は、男性同士のほうが顕著に思えます。

フランス人は1割しかお嫁に行かない 柴田久仁夫著 東邦出版  

カフェで男同士話し込む、こんなことはよくある光景なのだとか。日本では、見渡す限り女性客というイメージがないだろうか。カフェではないが、私がよく行くイタリアンレストランはいつ見ても女性ばかりで、それぞれがおしゃべりに花を咲かせている。私も女友達とそこへ行くと平気で4時間くらい過ごしてしまうが、フランスでは男性がこうなのだろうか?と想像すると面白い。

 

アラブ人のおしゃべり度

アラブではおしゃべりが最大の娯楽です。

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くだらないことでもいいから、会話するのが何より好きなんですよ。前にも言ったけれど、とにかく話が長い。

人間の目利き 曽野綾子・吉村作治 著  講談社  

朝から1時間も挨拶ばかりしてるのだとか。フランス人同様、男性もおしゃべり好きだ。イスラム教ではお酒を飲まないから、甘い紅茶を飲みながら男ばかりで集まって話している

日本のようにスマホでゲームばかり黙々とすることはありえないだろう。携帯電話は会話のため。彼らには用件を伝えるだけのものではなく、会話を楽しむために電話を使っているのだろう。

 

買い物の注意点

フランスでの買い物

さらにその数少ないレジ前に座るオバサマたちは、客がどんなに並んでいようが、お互いのおしゃべりを優先します。もちろん、お客様との会話も欠かしません。そして話の最中には、レジを打つ手が止まってしまう。

フランス人は1割しかお嫁に行かない 柴田久仁夫著 東邦出版   

接客がとにかく長い。横から話しかけても、完全無視。じっと待つしかない。ショッピングは絶望的だそうだ。お客様が神様でいられるのは、やはり日本国内に限るということだろう。

 

アラブでの買い物

 一番おかしいのは、お土産屋さんに行ってたくさん買えばまけてもらえると日本人は思っているじゃないですか。日本だったら「5個買うから」「10個買うから」と言うと、どんどん安くなるでしょう。向こうは逆に高くなるんですよ。

人間の目利き 曽野綾子・吉村作治 著  講談社   

またすぐに仕入れないといけないから。たくさん買える財力があるなら、たくさん払って当然。日本人なら、こんな発想はないだろう。私もこれに近いことを聞いたことがある。サービス業で、たくさんの仕事を受けるときは、単発の仕事より割高だと。その仕事を終えるまでのリスクが高くなるからだと言っていた。そういう考え方があるものかと、驚いた記憶がある。

 

フランス人とアラブ人、そして日本人の自分と、ところ変われば考え方もずいぶん違う。世界の人々を知ることは何とも面白いものだ。

 

 

 

 

フランス人は1割しかお嫁に行かない

フランス人は1割しかお嫁に行かない

 

 

  

人間の目利き アラブから学ぶ「人生の読み手」になる方法

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