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知れば知るほど面白いアラブの世界

中東・アフリカ イスラム

人間の目利き~アラブから学ぶ「人生の読み手」になる方法~

 

「アラブ」と聞いて、よく知らないと思う方も多いのではないかと思いますが、そこには日本人とはまるで違う考え方や、人生観があります。私はこの本を読んで、アラブに興味のある人はもちろんのこと、今の自分に息苦しさを感じている人にも是非一度読んで欲しいと感じました。

 

人間の目利き アラブから学ぶ「人生の読み手」になる方法

人間の目利き アラブから学ぶ「人生の読み手」になる方法

 

  

曽野綾子氏と吉村作治氏の対談形式で書かれたこの本は、体験を通した具体的な話が多く、誰にでもわかりやすく楽しで読める本だと思います。

「イスラム国」の話題から始まり、日本人がどう見られているのか、部族社会というもの、結婚離婚、賄賂の話。大きく関わっているイスラムという宗教、強さ、しつこさ、考え方に至るまで、アラブ人の人生観がこんなにも違うものかと驚かされる内容が詰まっています。

 

”第6章 嘘を見抜く眼力を持つ”より

僕なんかも最初エジプトに行ったときは、よくだまされましたよ。道を聞いたら、「こう行って、ああ行って」と教えられて、そのとおりに行くでしょ。いくら行っても目的地に着かず、最後は砂漠に入っちゃって一泊せざるを得なくなる。あのじじい、嘘を教えたな、今度見かけたらとっちめてやろうと思って帰ってきたら、そのじじいがいて、いけしゃあしゃあと言うんですよ。「おれに聞いたおまえが悪い」って。その場にいた若者には、「あなたはどうしてこのおじいさんを信頼したんですか?信頼した根拠を教えてください」と聞かれた。

 

もともと私は、エジプトが好きでアラブの世界に興味があり、今までにも吉村作治氏の著書やアラブ、アラブ人についての本などもいくつか読んだことがありました。この本を読みながら、「そうそう」などと共感しつつも、あらためて理解できたところも多かった点がよかったと思います。

それは日本という社会の中で生まれ育ち、当たり前だと思っていたこと、そうするべき、そうしなければいけないと思っていたことが根底から覆されてしまったような思いです。どちらがいいか、ということではなくアラブ人の考え方を知ることで、自分の中の人生観が少し揺れ動いたのを感じました。

 

かつてエジプト人と結婚し、ムスリムでもあった吉村氏のメッカ巡礼のレアな話や、結婚生活でのおつきあいの話など、人柄が表れていて思わずクスッと笑ってしまうような愉快な場面、視野の広い曽野氏が世界で見聞きした話や、大胆なサウジアラビア入国話など面白可笑しく読ませてもらいました。

 

読んでおいて損はない。サラッと読める一冊です。

 

 

もっと知りたい!アラブって面白い。 

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